生前整理の種類
物の整理
家具、家電、食器、衣類などの日用品と、コレクション品や本、さらに写真やアルバムなど思い出の品も整理の対象になります。2年以上使っていないものや、どこに置いてあるか忘れていたものなどは、積極的に処分していきましょう。
デジタル分野の整理
パソコンやスマホの中にある写真やメールなどのデータのほかに、SNSやブログなど外部にあるデータも整理しましょう。また、通帳などがないネットの口座(銀行や証券)などの情報は、必ず遺族がわかるように記録しておきましょう。
不要品の処分方法

自分にとって不要品でも、誰かにとっては必要なものかもしれません。例えば、骨董品や貴金属、着物や電化製品などは、業者に買い取ってもらえます。出張買い取りを利用すれば、荷物を運ぶ手間を省けることもメリットです。ゴミとして処分するのは最後として、まずは売ることを考えるのがおすすめです。買い取りと廃棄により家の中がスッキリした後は、ぜひハウスクリーニングを。気分を新たにして、晴々しく暮らすことができます。
生前整理の3ステップ
STEP1買い取り
大きなもの、重たいものであっても、出張買い取りしてもらえることが業者に買い取ってもらうことのメリットです。業者の多くは無料で査定してくれます。まずは無料で査定してもらって、金額に納得してから売却しましょう。
悪徳業者への対策
出張査定・出張買い取りの際に、頼んでいないものまで査定して強引に買い取りを迫る業者がいます。できる限り一人で対応せず、家族や知人と一緒に対応しましょう。また、高額品になるほど、業者によって査定額に差が出やすいと言われています。少し手間ですが、複数の業者に査定を依頼して査定額を比較すると安心です。
STEP2廃棄処分
買い取りできないものは、廃棄処分することになります。自治体のゴミ処理センターに粗大ゴミとして持ち込むなどの方法がありますが、量が多い場合は不要品回収の専門業者に依頼すると便利です。軽トラック1台○○円、2㌧トラック1台○○円など回収に使用する車1台分で目安の料金を提示するのが一般的です。
注意点と対策
不要品の量が多い場合は、回収料金が曖昧です。何度もトラックで往復して高額になるかもしれません。事前に不要品の量を見てもらって、先に見積もりを出してもらうのが安心です。
STEP3ハウスクリーニング
プロの道具と技術で、家の中をピカピカにしてもらえます。不要品の整理と合わせて家をキレイにすることで、新たな気持ちで一歩を踏み出すことができるはずです。なお、ハウスクリーニングは家の広さ等で料金が変わるので、先に見積もりを出してもらいましょう。